不審がる玲来ちゃん達と会長様を見ていたその時、机に突っ伏していた律くんがむくっと目を覚ました。
飾りつけられた黒板を見て、
「……夢か」
そう言い残し再び眠りについた。
そりゃ夢かと思うよね律くん……。
「……と、ところで。西宮はバレンタインとやらに渡すチョコレートは決まったのか?」
「いえ、それがまだなんです……律くんは甘い物があまり好きじゃないみたいで……」
「……そうか。一筋縄ではいかないかもしれないな」
「はい。もらったら迷惑なのかな……」
「そんなことはないぞ! その時は、俺がもらってやろう……」
「え?」



