【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「ね! ちょっと芽衣! あんた会長になに言ったのよ!?」


ヒソッと声を落として玲来ちゃんが耳打ちする。


「なにも言ってないよ!? 私だってわけわかんないんだけど!」


「西宮のことが気に入ったんじゃねえのか……? まともに会長さんと話してくれる女子なんて西宮くらいだろうからよ」


た、確かに……。

クラスの子も飾りつけを見て喜んではいるけど、会長様を見る目はちょっと怯えているような……。


「うむ。今度こそウサギだな」


と、一人満足げに切り抜いた折り紙をピロンと広げているけどやっぱり豚にしか見えない……。


「本人が一番楽しみにしてないか……」


「てか、会長が一番不要なものを持ってきてるわよね……」