【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「そ、それは言いましたが、だからってなぜこうなったのですか?」


「不要な物を持ち込むのは禁止だが、行事を楽しむ気持ちは禁止ではない」


「……」


「……それに西宮は、こういうのは好きそうだと思ってな」


「は、はぁ……」


生徒が喜ぶことをしてあげようとする会長なりの優しさなのかもしれないけど、なぜ私のクラスで?


「これなんてどうだ?」


ピロンとハサミで切り抜いた物を見せてくる。


「豚ですか……?」


「なに!? ウサギだろウサギ! どこが豚に見えるんだ!西宮はもっとしっかり美術の授業を──」


呆れる私の両サイドに玲来ちゃん達が詰め寄ってきた。