【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「確かにその占い当たってるよね」


隣を歩く律くんがサラッと答える。

当たってるって……。


「えー!? 律くんもそう思ってるの……? 私が、振り回して疲れさせてるって」


「思ってる」


なんて早い回答なんだろうか……。

即答すぎる。

少しは迷うふりとかしてくれないのが律くんだけどさ……。

しゅーんと、たちまち私は通夜モードの雰囲気になる。


「四六時中お前でいっぱいって言えばわかる?」


「え?」


「寝ても覚めても芽衣しか出てこない」


律くん……?

私しか出てこない……って。


塩を振りまいてそれで終わりだって思ったのに。

人は嬉しすぎると言葉を失う時もあるらしい。