【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「好きな人がいると毎日がキラキラします。どんなことでも知りたくて、ひとつ知る度に嬉しくなって。朝起きるのが苦手な私でも、早く目が覚めて好きな人の顔を見たくなります!」

「……、」


会いたくて、声を聞きたくて堪らなくなる。



「あ、でも……律くんが甘いものが好きかはこれからリサーチするところですが……」


一気に話しすぎちゃったかも。

チラリと会長様を見上げれば、こっちを見て穏やかな顔をしていた。


「じゃあ尚のこと急ごう。あまり遅くなると、羽川の怒りに触れることになるからな」


「でも、律くんはきっといつもみたいに保健室のベットで寝てる……と思います……」


「ん? それは具合が悪いという理由ではなさそうだな。校則違反ではないが、その自由すぎる行動は控え──」


落ち葉の入ったゴミ袋を持って言いかけた声は、ピタリと止まった。