【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「正直、私も怖い人だなって思ってました!でも本当は優しくて、真面目で、学校のことに一所懸命な生徒会長です!」


「な……何を言い出すんだ……っ」


慌てる会長様は、夕陽のせいかほんのりと顔が赤く染って見える。


「でも、少しだけ恋をする女子の気持ちをわかってくれたら嬉しいです……校則違反はダメですが、せめて厳重注意だけにしてもらえると……」


「……恋とは、そんなにいいものなのか。俺は経験がないが」


その問いかけに私はぶんぶんと頷いた。


「誰かを好きになることはとても素敵なことだと思います!といっても私も……経験値は低いですが……」


「ほお。続きを聞かせてくれ」


くだらないなんて言われたらどうしようとかと思った。

でも、今の会長様はちっとも怖くない。