【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



ついつい声が出てしまった。

しゅーんと項垂れる私に「ドンマイ!」と矢坂くんのいらないフォローが飛んできた。


「でも」


律くんが言いながら会長様のそばへと向かう。

何を言い出すんだろうと思ったその時、


「ぜんぜん妬いてないけど、校庭まで縦に一列に並んで歩きなよ」


「……は? 縦に一列……だと?」


思いもよらぬ言葉に会長様も首を傾げた。

律くん?


「当然だろ。芽衣の隣歩いていいのは俺だけだから」


ホント言わなきゃわかんないね、と。


ポカンとしていたら玲来ちゃんと矢坂くんが石のように固まっていて……


「……小学生の下校班か。それ、もう丸出しだからな羽川」


「……まだ二人きりにもなってないって。そもそも落ち葉清掃開幕する前からもう妬いてるじゃない」