「私、すごく律くんのことが大切だよ!」
私からも伝えたくなって……。
真っ直ぐに律くんを見上げて言ってしまった。
「って、あれ!? 律くん!?」
ぷいっとそっぽを向かれてしまう。
いきなりこんなことを正門前で主張したせい!?
「無自覚すぎるにもほどがあるだろ……」
くしゃりと前髪をかきあげて「しんど……」と、漏らしている。
しんどい……って、私が……?
はぁ……。
やっぱりいきなりこういうことは言うべきじゃなかったのかも……。
時と場合を考えなきゃ。
次回は絶対に失敗しないようにしよう!と心に決めたのだった。



