「……ヒッ」
だがしかし、現実は甘くない……。
開幕30分も経たないうちに私は手に汗を握ることとなる。
「もう怖いの?」
「……まさか。これくらい全然!」
見えるはずのない“何か”が見える主人公と友人の周りで不可解な死が続き、その謎を解こうと気味悪がって誰も近づこうとはしない屋敷へと足を踏み入れるが……というストーリーだ。
──グシャッ
「わぁぁぁっ!?」
「怖いなら強がんなよ……」
叫ぶ私の隣で、律くんは顔色ひとつ変えない。
「これは音にビックリするだけで……」
画面が見れないほど怖い〜なんて言うほどじゃない!
その方が可愛げがあるのかもしれないけど、好感度よりも勝利がほしい!



