声は聞こえていたとしても、内容までは聞こえていないだろう。
今日こそは安眠妨害にもなっていない自信はある!
「とにかくさ、西宮はもっと自信持ちな? 」
「……蒼ちゃん先生、教師みたい」
「あたしゃ教師だよ……!! 教員免許持ってんだよ! 」
「でも私には何もないもん……! 教員免許も色気もない……!!」
「あったりまえでしょうが!!まだ子供なんだから!」
「自信なんて……持てません……!」
ったく……と、髪をかき上げた蒼ちゃん先生は、
「自信なんて簡単に持てるもんじゃないよね。わかるよ。あたしだって最初はそうだったさ」
穏やかな声に、そっと耳を傾ける。



