律くんが私の写真をスマホの画面に設定している、律くんが私を……。 しかも夢じゃない。 ちゃんと現実に起こっている。 そうなれば、もういてもたってもいられるわけがなくて。 「……ちょ、ちょ、ちょっとタイム!」 「小学生か……」 恥ずかしくて嬉しくて、ドキドキして耐えられなくて、私は空き教室を転がる勢いで飛び出していた。 またどっか行っちゃったって、律くんが言っている声が聞こえた気がしたけど、走り出した足は止まらない。 「──可愛すぎるって罪だろ。そろそろ本気でヤバそう」