「私の顔面が……いけないんじゃないかって、ずっと謝り……」 「そんなわけないでしょ」 「だって、律くん……嫌がらせって」 はぁっと、深く息を吐いた律くん。 「俺のせいで信じらんなくさせたなら飽きるまで言ってやる」 輪郭をなぞるように、私の髪に触れた律くんは、 「可愛い」 まるでキスをするくらい近い距離で囁いた。 突然、こんな夢見たいな出来事が訪れて、私は呼吸さえ忘れた。 「可愛いよ、お前は」 「……っ、」 私の髪を撫でながら甘く囁かれたら、心臓はいくつあっても足りないわけで……。