「そんな可愛い顔して煽る澪が悪い」
唯斗くんから注がれるキスの雨。
ドキドキするけど嫌じゃない。
本当に本当に幸せで、どうにかなってしまいそうなほどトロけそう。
唯斗くんと初めて会った頃は、空気のような存在で……
友達も片手で数えられるほどいない、ひとりぼっちなわたしだった。
周りをシャットダウンして、なるべく関わらないようにして。
そんなわたしを外の世界に連れ出してくれたのは、唯斗くん。
わたしの意見なんて全然聞かないのに、何故か知らない間に背中を押してくれていて。
誰よりもわたしのことを見てくれていた。
こんなに明るくて幸せな世界を教えてくれた。
わたしを変えてくれたのは、唯斗くんだよ。
意地悪で強引でムカつくけれど、そんな唯斗くんを好きになってしまった。
「好きだよ、澪」
「わたしも……大好きっ」
ありがと、唯斗くん。
End.



