碓氷くんの息子を見て、尚が幼馴染に過保護になった理由がわかった気がした……。

そしてもうひとり心配なのが……

「由羽? 和室にお布団敷いてあるからお昼寝しよう?」

「………」

眠そうな顔の由羽は、あたしの声が聞こえているのかいないのかもわからないほど反応がなかった。

由羽は、はしゃぐときとぼーっとしているときの落差が激しいんだよなあ。

「おかあさん、ゆうはねむいわけじゃないよ。ここにいるほうがたのしいからいいんだって」

……何故わかる、息子よ。

同い年といえど、子供の成長ってそれぞれだなあ。

……なんてことを思った、あの日の続きの休日。




END.