<続>双星の煌めきは月夜に魅せられて


……返事もう来たの、早くない?

SEIRAとは時々メッセージのやりとりをしている。
その時の返信の速さは、私がメッセージを送ってから平均すると3、4時間後のはずだ。

なのに、まだ数分しか経ってない。

これが彼氏と友人の違いなのか……。


「仕事の疲れがまだ取れないからまた今度にするね、だって。月那に謝っといて……だって」

「そっか、残念ですね」

「まあ、また行こうよ」


SEIRAと一緒だったら雑談の幅も広がるし、SEIRAに対する申し訳なさもなくなるから、残念だが仕方がない。

……でも。と私は思考を切り替える。


「SEIRAさんって返事遅い方だったから意外でした……やっぱり彼氏だからですかね」


だって彼女は……簗瀬ハクにしか、彼氏にしか見せない顔がある。

そしてそれは私がいたら絶対に見ることができないもの。


SEIRAには悪いけど暴くわよ。

──あなたの隠していること、ぜんぶ。