<続>双星の煌めきは月夜に魅せられて


やはりそうだったか。美男美女でお似合いだ。

母性くすぐられる愛嬌のある彼の笑顔は、実ってほしいと応援したくなる。


「だからお兄さんみたいな人がライバルだと勝ち目がないなとか思っちゃって。怖い顔しちゃってごめんね」

「そんなこと……」


畏れ多いと謙遜したその時。


「ハク! 来てくれたのね!」


よく通る元気な声が聞こえたかと思えば、その声の主だと思われる女性が簗瀬ハクに勢いよく抱きついた。

身長は俺と同じくらいということは女性の中では結構高めだろう。

透き通る白い肌に、毛先を緩く巻いた黒のロングヘア。

女性の特徴を捉えていると、バッと彼女がこちらに振り返った。

彼女の黒目がちの大きな瞳が真っ直ぐに俺を見つめている。


「……!」


──もしかして。


「……初めて見る顔。ハクの友達?」

「あれ、知らない? 月那ちゃんのお兄さんだよ」