<続>双星の煌めきは月夜に魅せられて


「お世辞じゃないのに。あのSEIRAが気に入った人のお兄さんだからね」

「……!」


SEIRAを呼び捨てにしてる?

仲が良いのか?

俺は探りを入れることがバレないように警戒しながら口を開く。


「やっぱり簗瀬さんほど有名になればSEIRAさんとも親しいんですね」

「いやいや、有名は関係ないよ。SEIRAは仕事には厳しいけど気さくな人ってだけだよ」

「そうなんですね」


月那も仕事には責任持ってこなすから人一倍厳しいところがある。

もしかしたら月那とSEIRAは似ているのかもな。

だからあの月那が私情で動いてるのも、SEIRAに同じものを感じたからかもしれない。


「……」


俺が1人で納得してると、簗瀬ハクの視線に棘のような鋭さを感じた。

まだ何も言われてないのに、あまりの迫力に凄まれたような気分になる。


思わず「どうしたんですか」と尋ねたら、予想外の言葉が飛んできた。


「……まさか、SEIRAが好きなの?」

「はい?」