<続>双星の煌めきは月夜に魅せられて







月夜を再結成して、数日。

恋人の家でのんびりしていたら、早速月那から連絡が来た。


『ごめん。今日お迎え頼んでもいい?』


スマホの画面を眺めていると、ドアの開く音がした。コーヒーが入ったコップを片手に入ってきたのは、付き合って5年になる彼女の胡桃だ。


「ごめん朔夜くーん。スマホ取ってくれる?」


どうやら俺のスマホの着信音を自分のものだと勘違いしたらしい。

俺達は同じ機種のスマホを使ってるし、通知に関しては初期設定のままだから、着信音が全部同じ音なのだ。


「いや、これ俺の」

「あ、そうだったの。毎回こうなっちゃうから通知音変えようかな」

「変えなくていいよ」


そばにやってきた胡桃の手を軽く引いて、腕の中に閉じ込める。


「だって胡桃が来てくれるじゃん。変えたら俺のとこに来なくなるだろ」

「……っ、相変わらず抱きしめるの好きだね!」


ぷくーっと頬を膨らませて怒った表情を見せるけど、照れ臭いだけなのを知ってる。