<続>双星の煌めきは月夜に魅せられて


「すみませんが。彼女は僕が送っていきます」


後ろから抱きしめられ、大好きな香水の匂いに包まれる。


「月那。行くぞ」


その声はずっと聴きたかった人のもので。

優しいのに、どこかトゲがあって。
明らかに簗瀬さんに牽制している。


「お迎え来てくれてよかった。月那ちゃんお疲れ様」

「お疲れ様です……」


言葉はしっかり返せたが、脳内に占めるのは抱きしめられる温もりや後ろから感じる目線。

それから今溢れてる気持ち。


「……っ、ゆう、せい……」


どうしてここにいるの?

声が聞こえた時、嬉しすぎて心臓が止まるかと思ったんだよ?

もう……どこまでも喜ばせないでよ。

もっと大好きになっちゃうじゃん……っ