「認識って。同じクラスなんだから認識くらいしてるでしょ」 あたしはブンブンとまた左右に首を振った。 「あたしみたいな地味な生徒、覚えられてないかもしれないでしょ!」 あたしの言葉にマリナは呆れ顔だ。 しかし、しぶしぶ頷いてくれたのだった。