トラップ教室

その言葉にあたしは目を見開いた。


そうだ。


アナウンスが流れるということは、放送室に誰かがいるということなんだ!


「みんな、放送室へ行こう!」


突然の発言に優香が「どうしたの?」と戸惑っている。


「このアナウンスは放送室からだよね? だとしたら、そこに誰かがいるってことだよ!」


そしてそれはきっと犯人なのだ。


子供の声だけれど、ボイスチェンジャーを使っているのかもしれない。


あたしの提案に秀が大きく目を見開いた。


そしておいてけぼりの傘をもう一本握り締める。


「それなら話が早いな。こんなふざけたことをするヤツを力技でねじふせてやる!」


秀の目は怒りに満ちている。


「優香、あたしたちもなにか武器を持とう」


「うん!」