【完】君は狂った王子様。


頭に、強すぎる衝撃が走る。



わたしの知らないがっ君が、収められていた。



ーーやっぱり。


がっ君は、好きな子がいたの…?

今まで一度もそんな話はしなかったけれど、ほんとうは、心から愛している人が、いるのかもしれない。


婚約破棄というわたしの選択は、正しかったのだと理解した。

胸がとても苦しくて、泣きたくなる。




とーるは、どうやってこの写真を手に入れたんだろう…。

この写真は、いつのものなんだろう。

この一週間は、朝から夜までがっ君と一緒だったから…


…違う。

そういえば、がっ君は帰宅してすぐ、部屋を空けている日があった。


その時に…女の子に会いに行ってたの…?


わたしがいたから…わたしに気を遣って、こっそり出て行っていたのかな…?

わたし、がっ君の邪魔しちゃった…?