「あー…彼女、体調崩して本番は無理そうなんだって」
「ええっ!そんな…!」
「それと、白雪姫の衣装も彼女が破ってしまったみたいで…」
がっ君は、困ったようにそう言って笑った。
…っ、笑ってる、場合ではないんじゃないかな…!
ど、どどどどうしよう…綾小路さん、きっと舞台なんてできる状態じゃないだろう。
それに、衣装もこんなふうになっちゃって…。
実行委員のクラスメイトも、頭を抱えている。
どうにか今から直せないだろうかと破れた範囲を確認すると、なかなかに無残な状態になっていた。
これは、間に合いそうにない……。
ーーあっ…!
「そうだ、わたしのミスコンの衣装があるので、それ使ってください…!青と黄色のフリルをつけたら、白雪姫の衣装っぽくなると思います…!」
あの衣装なら、代わりに使えるはず…!

