【完】君は狂った王子様。



く、苦しぃ…っ。



「京極さーん!綾小路さーん!」



カーテンの向こうから、がっ君を呼ぶ声が聞こえ、息苦しさから解放される。

はぁっ…苦しかったっ…。



「……ちっ」



がっ君の小さな舌打ちが聞こえて、思わず苦笑い。


息を切らして部屋に入ってきたのは、文化祭実行委員のプレートを首にかけたクラスメイト。



「あ、京極さん…!」

「どうしたの?」

「もうすぐ本番始まるので、準備お願いします!それと…綾小路さん見かけませんでした?」



…あ、そう、だ…。


すっかり忘れていた…この後、クラス舞台が待ち構えていることに。