【完】君は狂った王子様。



「言ってくれたらなんだって叶えるから。なんだってする、桜のためなら、俺はどんな人間にでもなるから…もっとちゃんと、我慢しないで全部話して」



彼がわたしに向ける、情熱的すぎる愛が、愛しかった。



「うんっ…ありがとう」

「俺ももっと、気づいてあげられるように努力する。だから桜も…思ったことはなんでも言って」



うん、うん…っ。


ちゃんと言うよ。これからは、わたしだってがっ君と…すれ違いたくないもの。


今回のことで、わたしはたくさん学んだから。


気持ちを伝えることが、どれほど大切なことか。

相手の気持ちがわからないことが、どれだけ辛いか。


がっ君が……どれほどわたしを、愛してくれているか。