【完】君は狂った王子様。



「でも、わたし別に怒ってないの…だから、白咲さんのこと責めないであげ「あのさ、綾小路さん」



そして、その言葉を遮ったのは、がっ君の低い声。



「おふざけも、ここまでにしようか?」



がっ君の表情から、笑顔が消えた。



「僕の桜はね、そんなことする子じゃないんだ」

「え?」

「君たちみたいな醜く濁った性格じゃなくて、とっても心優しい子なんだよね」



がっ君…っ、わたしのこと、疑ってないの?

信じて、くれているんだ。



「京極、君…?」

「俺の桜子をいじめるってことは、それ相応の覚悟はできてるんだろ?」



安心したのも、つかの間。


わたしは、目の前の光景にただただ唖然とした。



がっ君はペットボトルの蓋を開けて、あろうことかそれの中身を綾小路さんの頭にかけたのだ。