呼吸が苦しくて限界を感じたわたしは、控えめにがっ君の胸を叩いてその意を示した。
唇が離れて、すうっ…と大きく息を吸って酸素を取り入れる。
「桜ってば、いつまで経っても慣れないね…?そういう初々しい反応されたら…いじめたくなっちゃうんだけど」
「だ、だって…ぅっ…」
こ、こんなの、慣れろってほうが無理だよ…
ニヤリと口角を上げて意味深に笑うがっ君を、キッと睨みつけてみた。
「よかった…いつも通りの桜だ」
嬉しそうに微笑むがっ君に、わたしも同じものを向けた。
その時、わたしのお腹がきゅ〜っと音を鳴らす。
…っ、き、緊張が解けたら、お腹がっ…。
は、恥ずかしい…っ。

