【完】君は狂った王子様。



「意味、伝わった…っ?」



どうして、そんなに嬉しそうなの…?

首を傾げてみると、がっ君はますます笑顔になって、わたしに覆い被さるような体勢で抱きついてくる。

体重がわたしにかかって、少し苦しい。

がっ君はわたしの首筋に顔を埋めて、すぅっと大きく息を吸った。



「うん、伝わった。ごめんな、俺が全部、もう全面的に悪かった。そんなふうに思わせていただなんて、思いもしなかったんだ。たくさん苦しめてごめんね…馬鹿な俺を許して…」



そん、な…。

わたしは慌てて首を左右に振った。


がっ君が、謝る必要なんてないんだから。



「でも、嬉しいなッ…」

「…?」

「まさか、桜がヤキモチを妬いてくれるだなんて…今日は初めて桜がヤキモチを妬いてくれた記念日にしよう」



再び首筋に顔を埋めて、包み込むように抱きしめてくるがっ君。

え、っと…