なかなか返事がこなくて、やっぱり幻滅されてしまったと思った時、「はぁぁっ…」という、溜息と吐息が混じったような息を吐く音ががっ君から発せられた。
「……だから、どうしていつも桜は…そんな考えに行き着くの?」
…え?
恐る恐る、少しだけ目を開いて、指の隙間から見えたがっ君の表情。
それは、呆れているでもなく、怒っているでもなくーーーどこか頰を上気させ、嬉しそうに口角を上げている顔だった。
「はぁっ…桜はなんて可愛いんだ。世界一可愛い、ううん、宇宙一、お前がこの世で唯一可愛い…ッ、あぁ、可愛すぎてどうにかなりそうだ」
…が、っ君…?
え、えっと…
なんだか随分と話が斜め上に行っている気がして、瞬きを繰り返した。

