…あれ?
けれど、廊下に掛けられていたある看板の前で、ピタリと足を止める。
これ…ミスとミスターコンの…。
わたしが見つめる先にあるのは、ミスコンとミスターコンのポスターだった。
ミスターの方には、がっ君の写真が。
がっ君…かっこいいなぁ…。
参加者の写真が並ぶ中、わたしはがっ君の写真にしか目がいかなくて、じっと見つめる。
ふと隣の写真が目に入り、わたしは首を傾げた。
この男の人…どこかで見たような…。
「ミスコンに、興味あるの?」
背後から声を掛けられて、反射的に振り返った。
そこには、がっ君の隣にある写真に写っている、男性の姿。
「あれ?君は…この前倒れていた子だ」
思い、出した。
わたしを見ながらそう言った彼は、この前廊下で手を差し伸べてくれた人。

