結局、車に戻るまでずっと、わたしはがっ君に抱っこされたままだった…。
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「京極様、お待ちしておりました」
「どうぞこちらへ」と言って、ホテルのコンシェルジェさんに連れられ、部屋へと案内される。
「ごゆっくりお寛ぎくださいませ」
テーマパークを出て、京極財閥の経営するホテルへと着いたわたしたち。
案内された部屋は、最上階のスイートルームだった。
ガラス一面に綺麗な夜景が広がっていて、思わず目を輝かせる。
「キレイ…」
わたしはただただその光景に見惚れて、もうその言葉しか出てこなかった。
「気に入ってくれた?」
わたしのために、とってくれたのだろうか。

