【完】君は狂った王子様。



「あ、あの、ベンチで降ろしてっ…!」

「ん?このままでいいじゃないか。立てるようになるまで僕が運んであげる」

「は、恥ずかしいもんっ…それに、重いでしょう…?」

「重たくなんてないよ。むしろ俺は、ずっとこうしてても構わない」



わたしをぎゅーっと抱きしめて、頰にちゅっとキスしてくるがっ君。



「がっ君、昨日から、き、キスしすぎだよ…!」

「そうかな?愛しい桜が近くにいるんだから、仕方ないよ。それに、まだ子供のキスしかしてないだろ?」

「子供の…キス?」

「ふっ…桜はまだ知らなくていいよ。さ、それじゃあそろそろディナーに行こうか?」



なんだか流された気がするのは気のせい…?