【完】君は狂った王子様。



「桜、そういうの好きでしょ?だから、俺たちもしてみようかなって思ったんだけど…」


がっ君の手が、わたしの顎を優しく掴んだ。




「無理。可愛すぎて、頂上までなんて待てない」

「やっ、がっ君…んっ…」



あっという間に重なった唇。がっ君は、抵抗する暇も与えてくれない。



「ふふっ、まだ夢みたいだ…桜にキスしてるなんて…」



そう言って、再び幾度ものキスを落とされる。



「大好き…愛してる…」



キスの合間に愛を囁くがっ君に、わたしは恥ずかしさでどうにかなっちゃいそうになりながらも、必死に受け入れた。

がっ君の服をぎゅっとつかんで、固く目を閉じる。



「わ、わたしも…大好き…」


「あーあ…煽んないでよ、もう…」



結局、観覧車に乗っている間はずっと口づけを交わしていて、頂上でキスどころじゃなかった。