【完】君は狂った王子様。



「改めて言われると…う、嬉しくてっ…」



今もまだ、がっ君が自分の恋人だなんてどこか信じられなくて…。

でも、わたしたちがカップルに見えているのかと思うと、嬉しかったんだ。


言ってから恥ずかしくなって、わたしはがっ君から目線を逸らし外の景色を眺めるふりをした。


今更だけど、こんな狭い場所で二人…緊張して、景色がキレイかどうかもわからないっ…!

ドキドキとうるさい鼓動。

こんなに近くにいたら、がっ君にも聞こえちゃってるかもしれない…。



「…………ねぇ、観覧車の頂上でキスしたら、一生一緒にいれるってジンクスがあるんだって」

「え…?そ、そうなの…!」



その言葉に、驚いてがっ君の方を見た。

視界に映ったのは、じっ…とわたしだけを見つめる瞳。


ーーードキ。