「どうしたの桜?立ち止まって…、ほら、乗るよ」
「わわっ…!」
動かなくなったわたしを、あろうことかがっ君はお姫様抱っこしてゴンドラへと乗車した。
「いってらっしゃ〜い!」
スタッフさんの、明るい声が離れていく。
がっ君はわたしを椅子に座らせて、自分も隣へと座った。
「どうしたの、顔真っ赤だけど」
そ、それは、がっ君がお姫様抱っこなんてするからでっ…。
それ、と…
「か、カップルって言われたね…」
さっきの、スタッフさんの言葉。
「その通りじゃないの?」
にやり、と、口角を上げるがっ君。
がっ君は特に気にしていないようだけど、わたしはなんて言うか、その…

