ほんとうは今も、自身がはちきれそうになっているけど、心がとてつもなく満たされているので放っておいても大丈夫だ。

こんなに可愛い桜がそばにいて我慢しろなんて拷問でしかないけれど…とびっきり大切に、幸せにしてあげたいから、当分はキス止まりで充分。


ああっ…桜の唇、"相変わらず"ほんとうに柔らかかった。


感触を思い出すだけで、呼吸が乱れてしまう。


まだバードキスしかしてないけれど…早くその口に俺の舌を突っ込んで、舐めまわしてとろとろにしてあげたいなぁ…


桜、あーんな軽いキスだけで息を切らしてたから…ディープキスなんてしたらどうなるんだろう…

想像するだけで、身震いする。


早く、俺の愛に慣れてね、桜子…。


そんなことを思いながら、俺は朝まで眠ることはなく、桜の可愛すぎる寝顔を堪能したのだった。




【side牙玖】-END-