【完】君は狂った王子様。




はぁっ、はぁ…っ。


苦しくて、肩で呼吸をする。



「ご、ごめんね…夢中になって気づかなかったよ…」



申し訳なさそうに、そんなことを言うがっ君。



「う、ううん…大丈夫。ちょっと苦しかっただけっ…」

「ごめんね?今度は加減するから、もう一度してもいい?」

「ま、まだするのっ…?」

「何度してもしたりないよ。ほら、こっちを向いて」

「ま、待って…!ダメ…!」



こ、これ以上は、心臓がもたないって!



「今日はもうダメっ…!」



がっ君の口を押さえて、唇をガードした。

がっ君はこの世の終わりみたいな顔をして、あんぐりと口を開けている。



「そんな…っ、俺に死ねって言うのッ…?」

「い、言ってないよぉ〜…」



ただでさえさっきのキスがファーストキスだったのに、そんな何回もしちゃったら恥ずかしくて溶けちゃいそう…っ。