「がっ君も…っ」
「え?」
きょとんとするがっ君に、人差し指を立てて首を横に傾ける。
「もう一回…好きって」
がっ君も、言って…?
「…っ、もう…どうしてそんなに俺を興奮させるのッ…」
心無しか呼吸を乱れさせているがっ君の、吐息が聞こえる。
「好きだよ。愛してる。…ほんとうに、僕でいいの?」
随分弱気な言葉が、耳に入った。
「嫌だって言ったらどうするの?」
「……………閉じ込めて鎖に繋いで僕から半径5メートル以上離れられないようにしてあげる」
声のトーンが本気だ…。
どうやら、がっ君は少し異常な程わたしのことを好きでいてくれていたみたいで、返ってきた返答に苦笑い。

