【完】君は狂った王子様。



部屋を出ると、リビングらしき広い部屋に繋がる。

その奥に台所があって、わたしは急いで看病の準備をした。



「がっ君…汗拭くね…」



すぐに部屋へと戻り、タオルで顔、首、手や腕の汗を拭き取った。

そして、氷水にタオルをつけて絞り、額にゆっくりと乗せる。

氷嚢がなかったから、即席で氷枕を作ったけど…固くないかな?大丈夫かな?


不安だったけれど、今は熱を冷ますのが優先かと思い、ゆっくりと枕元に置いた。


薬…買ってきた方がいいかな…でも市販のやつを使うのには抵抗があるし…

熱が引くまでは、つきっきりで看病しよう。


もとはと言えばわたしの熱が移ったんだし、わたしのせいだ。