一人きり、見知らぬ部屋に取り残されて、シーツをキツく握りしめた。
先ほどのがっ君の顔を思い出して、涙が溢れて止まらない。
どうして、がっ君がそんな顔するの…?
考えて考えて、出た答え。
『あの男はやめとけ…!』
『あいつ、桜子が自分以外と接触せんように、裏でめっちゃ手回してるみたいやわ』
『桜子に近づいたやつもう何人も退学にさせたりしてんねんで?』
とーるの話も、そう思えば説明がつく。
ーーーがっ君…わたしのこと、嫌いなんだっ…。
がっ君がこんなことする理由なんて、それしかないもの…。
悲しくて苦しくてどうしようもなくって、シーツに顔を埋める。

