かこみらい。

……もし。

あのまま携帯が壊れていなかったら、もっと雄太くんと一緒に過ごせたの?

それが、架空の世界だとしても。

それでも一緒にいることが出来たの?


思い返せば、不自然なこともあった。

振り返ると雄太くんがいなかったり。

雄太くんと一緒にいることが出来たの
は……。

付き合っていたとき撮った写真の場所だけ。


だけど。

それでもいいから。



「雄太くんと一緒に居たかったよ……」



止まっていた涙が溢れ出す。

それと同時に、止まっていた時間が動き出す。



「もっと……。雄太くんと写真を撮っておけば良かった……」



そしたら、沢山雄太くんと一緒に時間を過ごせたのに。

いろんなところに行けたのに。


なんで。

あの時、携帯を落としてしまったの……。


ダムが崩壊したように涙が溢れてくる。


いたい。

心が痛いよ。


ねえ。

なんで、隣にいないの……。