「おい希帆?まだ寝ぼけてんの?」
「誰かさんに叩かれたおかげでぱっちり起きました!私着替えるから、瞬はママたちのとこ行ってて」
「はいはい」
適当な返事をして瞬は部屋を出て行く。
……ふう。
大丈夫、だったよね?
まだドキドキしたまま、ハンガーにかけてあった制服に着替える。
私と瞬は保育園からの幼馴染。
家が隣同士で家族ぐるみで仲がいい、幼馴染のテンプレートのような関係。
それでも高校生同士の男女でこの距離感は変だってわかってる。
まあ瞬の方がどう思っているかは知らないけど……
「うわあ、すごい寝ぐせ……」
ぴょんと跳ねた髪を直すようになでるけど、手を離せばまたぴょんと跳ねる。
……やだな、ほんと。
いつの間にか、幼馴染相手にこんなにドキドキしてしまっている。
これがよく言う甘い感情なのか、
長い間家族のように育ったゆえの独占欲のようなものなのか、
瞬に置いて行かれるという焦りや寂しさなのか、
よくわからない。
それでも変わらず瞬のそばにいたいという気持ちははっきりわかっていて、だから。
「よしっ、今日もがんばろう!」
私はこのドキドキを胸の奥深くにぎゅっと抑え込んだ。
「誰かさんに叩かれたおかげでぱっちり起きました!私着替えるから、瞬はママたちのとこ行ってて」
「はいはい」
適当な返事をして瞬は部屋を出て行く。
……ふう。
大丈夫、だったよね?
まだドキドキしたまま、ハンガーにかけてあった制服に着替える。
私と瞬は保育園からの幼馴染。
家が隣同士で家族ぐるみで仲がいい、幼馴染のテンプレートのような関係。
それでも高校生同士の男女でこの距離感は変だってわかってる。
まあ瞬の方がどう思っているかは知らないけど……
「うわあ、すごい寝ぐせ……」
ぴょんと跳ねた髪を直すようになでるけど、手を離せばまたぴょんと跳ねる。
……やだな、ほんと。
いつの間にか、幼馴染相手にこんなにドキドキしてしまっている。
これがよく言う甘い感情なのか、
長い間家族のように育ったゆえの独占欲のようなものなのか、
瞬に置いて行かれるという焦りや寂しさなのか、
よくわからない。
それでも変わらず瞬のそばにいたいという気持ちははっきりわかっていて、だから。
「よしっ、今日もがんばろう!」
私はこのドキドキを胸の奥深くにぎゅっと抑え込んだ。



