【短編】ロンリー・ホワイト





「絶対幸せにするし、俺も紗奈が隣にいたら幸せになるよ」






いつになく真剣な顔に、頬が緩む。
心配していたことが全部消えて、氷が溶けたみたいに心がじわじわ温かくなって。



もう、いいか。

世界がどうとか、年齢がどうとか、きっと関係ない。


私がりっちゃんを好きで、りっちゃんが私を好きで、それだけでもうじゅうぶん奇跡だ。


そんな簡単なこと、りっちゃんはわかってたのに私が怖がってたんだな。






「…生意気、りっちゃん」





涙目のままその横顔を見上げたら、少し動揺したように頬を赤くしたりっちゃんがいた。



だめだよもう、それすら愛おしくて。


もうとっくに、きみが欲しいって思っちゃってる。