わたしは、境界知能だ。
境界知能に理解があるのは、天国のお母さんだけ。


中学1年生の頃、わたしは境界知能という診断を受けた。

境界知能とは、平均のIQと比べて著しく低いこと。
しかし、わたしは知的障害者に該当されないので、特別支援学校には入れない。



85から100が、平均。
70から84が、境界知能。


わたしのIQは、77。



『あなたにどんなことがあっても、お母さんは絶対に味方だからね』



そう言ってくれたお母さんは、もういない。