「......ありがとう」
どう返事をすれば良いのか分からなくて、結局シンプルな答えになってしまった。
「何でお礼?まぁいいや。本当はずっと宮川さんと話してみたかったから、今回は同じチームになれてよかった。改めてよろしくね!」
ごく自然に手を伸ばされて、手を取った瞬間彼女の温かさが伝わってきた。
カッコいいなんて私には勿体なさすぎる言葉。
織田さんのような女の子にふさわしい言葉であって、私じゃ分不相応。
それでも私のことをそんな風に思ってくれている人がいるって知らなかった。
あのクラスで私が浮いていることは事実だし、誰とも特段親しくなる気はなかった。
友達って無理してつくるものでもないし、蒼空が一緒にいてくれたから寂しくなかったし。



