「....そうよね。蒼空が人間でよかった」
でも蒼空が人間だとするとますますあの行動が不思議に思える。
ただの人間にあんな行動が可能なの?と。
「さっきは前を向いてたけど、哀榎ちゃんの歩く靴音が遅くなったから気づいただけ」
私の抱いていた疑問を見透かしたように、蒼空は欲しかった答えをくれた。
「でも.....さっきだけじゃないわ。昔から何度もあったもの」
そうさっきの行動だけなら私もこんな頓珍漢なことを聞いたりしなかった。
今までも後ろに目がなきゃ出来ないような行動が何度もあったのだ。
「うーん、どれが哀榎ちゃんの思うそれに当てはまってるのかは分からないけど、全てに共通して言えるのは哀榎ちゃんだからかな」
「.....私だから?」



