「そうとしか思えなかったって、僕そんなおかしいところあった?」
「悪い意味じゃないの。ただ蒼空には背中に目があるんじゃないかって思っただけ」
蒼空が向き直ってくれたので、私も思ったことを素直に伝える。
宇宙人なの?って質問はさすがに唐突すぎたかしら。
「背中にも目がある...?顔だけじゃなくてってこと?」
私の頓珍漢な質問に蒼空が困惑しているらしい。
頭脳明晰な彼を困らせるほど私はおかしなことを言っているんだろうな。
「さっきもあったけど、蒼空の後ろに私がいる時、蒼空からは見えてないはずなのにすぐ変化に気づいてくれるでしょ?」
「普通の人じゃ絶対に気づかないと思う。というか普通の人間じゃ不可能よ」
前を見ながら後ろのことを把握することができる人なんてこの世にいる?



