「えっ、これは.....」
明らかに戸惑った様子で、持っていたブラウスを背に隠した。
そんなに急いで隠さなくてもいいのに。
「もしかして、自分で似合わないと思ってる?」
「...!」
彼女の表情から見るに図星で間違いない。
きっと野木さんは女の子らしいガーリーな服装を好んでいる。
だけど好きな服装が自分に似合わないと思っているからこそ、あと一歩が踏み出せない。
自分に似合う服装と自分が好きな服装が違うことなんてよくある。
服装なんて自分の好きなものを着ればいいと思うけど、周りからどう思われるか不安な気持ちは私にもわかるから。
「自分がその服好きなら買えばいいんじゃない?あなたに似合っていると思うけど」
確かにガーリー系のブラウスではあるけど、そこまでフリフリじゃないから幅広く着やすそうだし。



