そんな時、後ろを振り向いた彼女とバチっと目が合った。
「..........!!」
周りを気にして声はあげなかったけど、明らかに驚いていることはすぐに分かった。
まぁこんなところでクラスメイトと会うとは思わないか。
別に話しかける義理はないけど、これだけ目が合って無視するのは感じ悪いから。
「こんなところで会うなんて奇遇ね。野木さん」
挙動不審だった人の正体は同じクラスメイトの野木萌乃。
よりによって彼女とこんな場所で会うとは思わなかったけど。
「....宮川さん」
目をぱちくりさせていた野木さんが発した声は、蚊のように小さく何とか聞き取れた程度。
私から話し出さなければ彼女と会話が続くことはないだろう。
「そのブラウスが好みなの?」
ふと、彼女が手にしていた白のかわいらしいブラウスが目についた。



