こうやって過ごせているのは全てあの人達に助けられたから。
何の力も持たない非力な人間だった私は助けられることしかできなかった。
それでもあの時は自分だけの力じゃ立つことすらできないほど、弱いちっぽけな存在。
「本当にありがとう....。また蒼空の家に行ってもいい?」
麻里子さんと愛良ちゃんが望んでくれているのなら、こんな私と会いたいと言ってくれているのなら会いに行きたい。
昔はたくさんお伺いしていた蒼空の家だけど、いつの間にか忙しさにかこつけて行かなくなってしまった。
「もちろんだよ。母さんも愛良も喜ぶし、僕もね」
「またバイトがない日に伺わせてもらうね。こうやってお昼を過ごせてとても楽しかったから」
新しい約束ができて、楽しい時間を過ごせて、午後も頑張れる活力になった。
さっきよりも暑くなってきたけど、午前以上に頑張れる気がした。



